【個人様】珍しい補修事例「木工芸仕上げ」

今回は過去に20匹の猫を飼っていたという個人様よりのご依頼で、猫の爪とぎでボロボロになった家中の柱や木枠を何とかして欲しいとのご依頼。現状から元の形に復元補修するのは出来ませんがご相談の結果、爪とぎ痕を削り取って色艶を再現する補修内容となりました。補修というよりは木工芸仕上げというべきでしょうか。珍しい事例ですが、ご依頼主さまのご意見を尊重し、柔軟に対応いたします

大体が杉材のようです。爪のキズ痕が消えるまで思うがままにサンダーやグラインダーを使って天然木のような造形を出していきます。

元の笠木の仕上げ色と同じになるようにニスを調色し重ね塗りをして仕上げました。


床板も爪あとのキズだらけでした。

類似色のステインで丁寧にキズを目立たなく仕上げます。